第2章 騒々しい1日
「……おい、お前」
日向先輩の眼鏡がキランと光った。
「ひっ!!すすすすみませッ「気に入った!」…へ?」
「俺はそういう好きなことには全力な奴はいいと思うぜ」
「うん、俺もそう思うよ。バレー好きなんだな」
「…はいっ!!」
ーーーー…
「はーい!今日はここまで!!明日は休みだからって家帰ってからもゴロゴロしないこと、以上!」
「「「っす!!」」」
「あ゛ー疲れたァ〜!!」
「…僕、も…動けません」
「黒子ー死ぬなー」
いつものように床に倒れていると、僕たちの上にフッと影ができた。
「テツヤ、大我お疲れ!凄かったな!ギュルーってなってバンって飛んでバシューってゴール決めてて!!」
「ありがとうござます」
「やっぱり擬音だらけ…よく分かるな…」
あぁ、この疲れきった身体に翔陽くんの笑顔は癒しですね…
「それでは僕たちは着替えてくるので少し待っててもらえますか?」
「分かった!」
翔陽くんはどっかのデルモわんことは違って聞き分けがいいので助かります。
ー数分後ー
「お待たせしました」
「あ、お帰りテツヤ!大我!」
「あっ!黒子っちー!!!っと火神っちも、お疲れッス〜☆」
あれ、なんでこんなところに駄k…黄瀬くんが居るのでしょうか
「黄瀬!?なんでここに居んだよ!!?」
「久々に黒子っちに会いたくなって来ちゃったッス!」
「3日前にも来たじゃねぇか!!」
「え〜、そうだったッスかー?というか黒子っち!この小さい子誰ッスか?黒子っちの親戚ッスか?」
「いえ違います。彼は日向翔陽くん、宮城から来た高校1年生です」
「宮城!?ていうか高1!?…いやー正直中学生かと思っ…ぐふぅぅ!!?」
「イグナイトしますよ」
「もうしてるッス〜(泣)」