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Zuwachs

第1章 プロローグ


移籍1,2年目は、正直何も出来なかった。
しかも、そのチームには俺と同姓同名の選手がいた。何ともややこしい。ちなみにその彼の方が年上だった。しかし、彼は大卒で俺は高卒。キャリアとしては俺の方が先輩にあたる。とはいえ、途中から入った俺が文句など言える訳もなく、その上、俺の性格上、人見知りのせいもあって、ユース代表で顔見知りであったコースケばかりに頼っていた。そのせいか、もう1人の裕紀とも一緒になることが多くなっていった。それと同時に、裕紀の大学時の親友とも言えるヒロキとも仲良くなった。彼は人見知りである俺を気遣ってか、一緒に行動することが多くなった。裕紀が他チームへ移籍してからは特に。

この後、俺は彼に、かなり、世話になることになる。彼が、海外へ移籍してしまう、その前まで。
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