第8章 吸血鬼
外は雨だった。
なにもしたくないけど、、、そろそろ本当に死んでしまいそうな気分だった。
シノアは、手紙で、何月何日に何があるから、何時までにどこどこに来て下さいね。と、親切に教えてくれる。
だけど、今はそれどころじゃないのだ。
簡単に死ねるならそれでいい。
そんなことまで、思ってしまうのだ。
腕を切っても再生出来るくらいなのだから、そう簡単に死ねそうにない。
自分の鬼呪装備で切ればまぁ、何とかなりそうだけど、今では
そんな気力さえなくなってしまった。
ただ、今日までに血を吸わなければいけない気がしてたまらない。
思い出せない夢で何が大切なこと忘れてる気がする。
血なんて、お店で売ってるわけでもないし、、
結局、私は何かいいアイデアも浮かばずただただ、何もしないで1日を過ごす。