第8章 吸血鬼
赤い目。
私はベットから降りる。
冷蔵庫を開けて食べ物がないか見る。
空。
財布を取り出して購買に向かう。
パンを1つ買う。
病室に戻る。
開封。
食べる。
まずい。
美味しくない。
みやびは食べたパンを吐き出してしまった。
本当に吸血鬼になってる。
原因は分からないけど、もしかして、、、
実験、、?
そんなわけない。
優もシノアも会いに来てくれた。
どういうこと、、?
「気付いてしまったのか」
目の前にグレンが立っていた。
「グ、グレン中佐、、、私は、、私は、、」
「そうだ。お前は吸血鬼だ」
「な、なんで、、何かの実験、、ですか?」
「詳しいことはシノアに聞け。今から呼んでくる。ただ、実験だけは絶対に違う」
グレンはそう言って病室を出て行った。