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終わりのセラフ

第8章 吸血鬼




何気ない日常の何気ない会話で、時間は流れる。

時計の針は1時を指していた。


「昼ご飯何かなぁ、、」

みやびはぽつりと呟く。

「そ、そうだなぁ、、唐揚げとか?」

「さすが優だな。そんなもん急に食べたら胃がびっくりしちまうだろ」

「しばらくは、注射で栄養を摂りつつ、少しずつご飯も食べるようだぞ」

「そっかぁ、、」

残念そうに言ったけど、吐き気がするからご飯なんか食べられそうにない。



しばらく、他愛もない会話が続きシノアたちは帰ることにした。

「ありがとう」
私はそう言って、シノアたちを見送った。


何だか疲れたし眠ることにした。

ふと、鏡に目をやる。

いつもと変わらない日常でずっと変わりたくない仲間たちと過ごしていたというのに、私は、、、。

私の目は赤くなっていた。

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