My important place【D.Gray-man】
第45章 10/31Halloween(番外編)
「き…気の所為でしょ」
「そうか?俺の腹を打ってくるんだがな。さっきから」
「ぁっ…ちょ、っと待ってあんまり動かないで…っ」
ぱさりぱさりと腹部を打ち付けてくる尾を見るために身をずらせば、神田の半身を埋めたままの雪の体がぎこちなく身動ぐ。
雪の中に収まったままの神田の欲はすっかり落ち着いていたが、そう反応されるとむくりむくりと欲は頭を擡げる訳で。
「んな反応すんなよ。また襲っちまうだろ」
「っ!?どんだけ性欲尽きないの…ッ」
「そうやって煽ってくる雪が悪い」
「別に煽ってないけどっ」
「無自覚だから尚の事タチが悪いな」
「~っ…!」
どんなに反抗しても、涼しい言葉で負かされてしまう。
再び情事へと走ってしまえば、今度こそベッドは使い物にならなくなるかもしれない。
赤い顔を伏せつつ、雪は強く神田の手を握り締めた。
「体で…繋がるの、好き、だけど…ユウとただ触れ合ってるだけの時間も、凄く好き、なの」
「………」
「…だから…もう少し、このままで、いたい」
途切れ途切れに紡がれる言葉。
ぎこちないが確かな雪の主張。
そんなことを言われれば、出せる手も出せなくなるものだ。
神田は微かに息をつくと、体の力を抜いた。
「…わかったよ」
ゆっくりと腰を退き、埋めていた温かい雪の蜜部から自身を引き抜く。
「んっ…」
「……溢れてんな」
「っ…言わなくていいよ…」
とろとろと雪の花の入口から溢れ落ちる、白濁の欲。
隠すように雪が腰を退く前に、神田の手が細い腰を掴んだ。
「な、何」
「じっとしてろ。綺麗にしてやるから」
「!? いいよ恥ずかしいからっ自分でするッ」
「その手でやったら怪我するかもしんねぇだろ。いいから大人しくしてろって」
「や、やだ本当…ッ待って本当!」
「待たない。ベッドが汚れんだろ」
「散々ここまで汚しておいて今更それ!?」
何を言うのか、と顔で訴えてくる雪に対し、神田は涼しい顔のまま。
「今更それだ」
あっさりと言い切る姿に、雪は再び言葉の敗北を悟った。