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My important place【D.Gray-man】

第43章 羊の詩(うた).



「いいからオレらも連れてけってんだよ! ワイズリーなんて脳ミソ弄れるだけのボンクラだろ! テメーこそ足手纏いだろーがッ!!」

「む。確かにワタシは武闘派ではないが、この能力はただの力馬鹿より余程役に立つぞ。足手纏いとは納得ならん」

「ヒぇ…と、とりあえず落ち着こ。ね? デビット。デロも雪を助けたい気持ちは一緒だから」

「ばッ…別に助けたいなんて思ってねーよ! あの胸クソ悪ィ夢をまた見せられたら迷惑だから言ってるだけだ!」

「そうなの?」

「そうだよッ!」

(そうじゃねぇだろ)

(丸わかりだの)


 とは内心だけで突っ込まず。
 苛立ちからか顔を赤く怒鳴り散らすデビットに、やれやれとティキとワイズリーは肩を落とした。
 この盛大にデレを見失っているツン属性のパンクロック少年は、わかり易いが時に扱いが面倒だ。


「はぁ…まぁ戦力はあった方がいいしな。付いて来るならしっかり働けよ、双子共」

「ったり前だろ。前回は逃げ帰ったしな。ジャスデロ、思いっきり暴れてやろうぜ」

「ヒヒ! うんっなんか楽しみ!」

「これ。遊びに行くのではないのだぞ。雪の救出が第一だ。それを忘れるでない」

「へーへー、わかってんよ」

「今度は家族として雪に会えるんだねぇ。デロ楽しみ~♪」

「だから遠足気分じゃねぇっての。ったく…ワイズリー、ロードがこの屋敷にいることはわかってんだ。何処にいるか捜せるか」

「うむ。探ってみよう」


 溜息混じりのティキの目が、ジャスデロからワイズリーへと向く。
 両の目を閉じ、第3の眼だけを開いた状態でワイズリーが口を閉じると、自然と他の者も沈黙を作った。

 キィィ…と常人では聞き取れない微弱な振動を発する紋様のような額の三つ目。
 すると不意に、ぱちりとワイズリーの両の目が開いた。


「いたぞ」

「何処に」


 即問いかけてくるティキへと目を向け。
 その目線は彼の後ろへと通り抜けた。


「其処だ」

「待ってぇえ~!」

「ぐフッ!?」


 "そこ"とワイズリーが示したのと、ティキの背後から腰に強烈なタックルが襲ったのは同時だった。
 否、タックルという名の幼女のハグが。

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