My important place【D.Gray-man】
第43章 羊の詩(うた).
「なんでイノセンスの原石が…。雪に反応してるんさ?」
困惑気味に呟くラビの隣で、同様にじっと通路の上から一部始終を見つめるルベリエ。
その手は尚もサードエクソシストであるマダラオ達を制したまま。
(ノアの力を抑え込もうとしている…イノセンスは自我を宿す結晶体。反射的な発動というものか)
ふむ、と興味深そうに整えられた髭を指先で撫でる。
「ヘブラスカ、大丈夫かね?」
「っああ…」
ヘブラスカの髪束に包まれても尚、ルベリエ達の目に映し出されていた眩い光の高エネルギー。
しかしヘブラスカが宿すイノセンスの原石達が発動すると、その力は弱まっていくかのようにエネルギーの放出は薄れていった。
イノセンスの力が雪の力を抑制しているのだろう。
その効果に、ルベリエは一人。微かに口角をつり上げ笑った。
(予想通りだ)