第4章 登場! 青学レギュラー陣
――マネージャーの仕事中
『…?… なんかコートが騒がしい…? …荒井君の声が聞こえる… 』
マネージャーとしてドリンクやタオルの準備をしていると、コートから何やら2年生の荒井が叫んでいる様な声が聞こえてくる。
『… まぁ、少し見に行く位なら良いかしらねぇ…』
何やらリョーマが関わっている気がして、不安で堪らなくなった雅は様子を見に行く事にした。
『ん? …荒井君と… やっぱり…リョーマ…』
大量のドリンクやタオルを籠に入れ、テニスコートへ向かうと、どうやら雅の感は当たっていたようだ。新井がリョーマの胸倉を掴み、怒鳴りつけていた。
暫く見ていると、コートに来た雅に気付いた不二が側にやって来た。
不二「やぁ、雅。…それ、大丈夫かい?」
『ん、大丈夫よ。…それよりも… ねぇ、荒井君とあの子…どうしたの?』
不二「あぁ。… あの子、桃が言ってた【越前 リョーマ】らしいんだけど、結構やるね。大石が打ち上げちゃったボール、キッチリ籠に打ち入れたんだけど…」
『… それを荒井君は気に入らなかったのね…?』
不二「うん、そーみたい(苦笑」
?「コート内で何をもめている。」
雅と不二がそんな会話をしていると、コートの入り口から雅がよく知る声が聞こえてきた。