第9章 おでんとお酒
チ)何食べんだ?
『あー…そうだな…俺もち巾着!』
チョ)えっ!?何か可愛い!
『えっ!何が!?』
お)いや…いきなりもち巾着って…
『いいじゃん…美味しいぞ?』
チョ)いや美味しいけどね!美味しいけど…
一)…いつも熱燗頼むから…
『あー…熱燗かー…飲みたいな…でも俺酒飲んだら何するかよくわかんないからなー…』
チョ)どういうこと?
『いやなー…何か記憶にあるよーな…ないよーな…みたいな?』
ト)えっ…アイ兄さん誰と飲んだの?
えっ…食いつくとこそこ?
『あ…仕事の同僚だよ』
チョ)そういやアイ兄さんどんな仕事してるの?
『あー…ナイショ』
十)えー!なんでー!?
『ん…ちょっと…な?』
お)…
おそ松side
アイ兄さんのナイショは俺たち兄弟が心配するような事…だからアイ兄さんは本当に申し訳なさそうに謝る…俺達はその顔に弱くて…でも今回のナイショはきっと相当ヤバいと思う…
多分俺達がこうやってニート生活満喫出来たのもきっとアイ兄さんが家に仕送りしてたんだとおもう…きっと全員気づいてただって母さんも父さんもどんなに仕事したって…
俺のパチンコや競馬の金…
カラ松の花束とかあのイッッタイ服装の金…
チョロ松のあのアイドルに貢いでる金…
一松の猫かんの金…
十四松は…あいつ良く服とか破くしな…いやなんかあいつ何に金かけたかわかんねえわ
トド松は女の子とか服とかの金…
きっと全部アイ兄さんだったんだ…でも何処からそんなに金を…? 何何ぃ?何か違法な事しちゃってるのぉ?
…何てお調子良く聞けたらいいけどな…俺ら含め全員がそのお陰で楽して遊んで…
でもさ…俺達だって…頼ってほしいんだぜ?…