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六つ子にお兄ちゃん!?

第7章 戻った日常と可笑しな始まり


トド松side

グギァァァア!?と男の野太い声が響く…僕に大丈夫か?と聞いてくるアイ兄さんの顔には返り血が付いていた…そんな状況にまだ叫んでいる奴にアイ兄さんは冷たい目を向け『…うるさい…』その一言を放ち鉄パイプをその男の脳天目掛けて落とした…痛々しい音が響きわたる…アイ兄さんが頭をあげる…

『…次は誰がこうなりたい…?』
…背中がゾクゾク…!とした…その目は僕らには向けられたものではなくて良かったと思う…殺気が残りのやつらに向けられた…ブンブンと首を振る…アイ兄さんはこういった…

『…悪いな…?俺も流石にこれは許さねぇわ?』
アイ兄さんはそのまま怯える奴等をボコボコにしていった…残り一人になった…そいつは僕らを先導して連れ去ったやつだ…つまりリーダー…アイ兄さんはそいつの目の前にたち
『…他のやつらもいっとけよ…?次こんなことしたら…その命俺が終わらしてやるから…ってなぁ!?』

バゴン!
それだけ伝えると頭目掛けて踵落とし…アイ兄さんは僕ら六つ子でも駄目だった人数を一人でボコボコにした…

もしこれがアイ兄さんではなければ怖い…そう思ったかもしれない…でもアイ兄さんだから…凄く嬉しかった…こんな血塗れの狂った空間でアイ兄さんは光のように見えた…

ト)…アイ兄さん…
『ん?』
ト)…ううん…なんでもない!それじゃあ…ンン…
『ん…』
ト)…はぁ…っ…アイ兄さん…僕もチョロ松兄さんみたいにキスマークほしいな?
『いいぞ?…首だして…?』
僕は服をずらした…アイ兄さんは僕の首をペロッと舐めそのをヂューーッ!と吸いついた…ピリッとした痛みがした…チュパッ!と音と共にアイ兄さんの唇が離れる…

ト)えへへ…ありがとう!
『いや…一つでいいのか?』
ト)うん!十四松兄さんに無理いって順番変えてもらってるから早く変わらなきゃ!
『そうだな…んじゃあ行くか?』
ト)はーい!

…アイ兄さんからもう離れるのはいやだけど…なんだか満足だからいいや!
扉に向かう僕はアイ兄さんと肩を並べてる…それだけでいいや…
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