第7章 戻った日常と可笑しな始まり
十四松side
まだかなーー?まだかなーー?あっ十四松でーーっす!!今ね俺とトド松二人でアイ兄さんと一松兄さんを待ってるの!待ってたらね!アイ兄さんとのチューーーしてくれんだって!!でもねでもねトド松がね先がいいんだって…俺お兄ちゃんだから我慢するの!
ガチャン…!
あっ!終わったみたい!出てきた出てきた!!
十)おわったんすか!?おわったんすか!?
ト)もー十四松兄さん慌てすぎー
『待たせたな?なら順番的に…十四松か?』
十)ううん!トド松!トド松が先がいいんだって!!俺は最後でいいよ!!
『そうなのか?…なら一松は早く降りような?母さんたち待ってるだろうし?』
一)…わかったよ…
一松兄さんがトボトボ降りていく…何かあったのかな?
十)あーー?ンーー?
ト)どうしたの十四松兄さん?
『…一松も色々あんだよ十四松…ほっててやって?』
十)あーー…わかったーー!
『そっかそっか』
よしよーし…ワーーーイ!アイ兄さんが僕の頭ナデナデしてくれたーー!うれしーーーなーーー!でもトド松が僕の頭をナデナデしていたアイ兄さんをひっぺがした…
ト)なら早くいこっ!アイ兄さん!
『ん?おおなら十四松待っててな?』
十)あっ…うん!待ってるからはやくしてねーー!それで僕もチューーー!
『十四松声でかーい!』
十)えへへっ!!
アイ兄さんとのお喋りはとっても楽しい!…でも今日は何だかへんだ…トド松とアイ兄さんの後ろ姿を見てたらなんだか俺…胸がズキズキするんだ…病気かな?…どうしたんだろう…早く帰ってこないかなぁ!!
十)早くねーー!
…大丈夫…俺は…僕は…今も笑えてる…
…この気持ちは気づいちゃいけないんだ…
それと今さっきちょこっとトド松がこっち見て笑った気がする…気のせいかな?