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銀の風

第21章 天空闘技場


その後、オレ達は空港に行って2人を
見送った。

ありら、あっちゅう間に小さくなっちゃった。


「行っちゃったな」

「うん。あっという間に3人になっちゃったね。
 さて、どーする?」

「どーするって、特訓に決まってんだろ」

「え?何の?遊ばないの?」



「…ゴン、それじゃヒソカ絶対ヒソカ殴れ
 ねぇよ」

「おまえなァ…フーガも言ってたけど、
 今のまんまでほんとにヒソカを一発でも
 殴れると思ってんのか!?半年どころか
 10年たってもムリだっつーの」


出た、キルアの説教。何でかすごい説得力
あるんだよな。

ゴン突っつきながら言ってると変にみえるけど。


「いいか。わかりやすく言うと、これが
 ヒソカ、これがハンゾーな」

キルアは地面にガリガリ絵を描きはじめた。

ぷっ…これヒソカかよ(笑)


「ヒソカとハンゾーの差をこの位だとすると
 お前との差は…」

 ズズ~~…


え?まだそっち行くの!?



「ここ!かなりおまけでな」

「……」
《ちょっとムカつく》


これはハラたつわ。あんなに離れられたら。
現実逃避したくなるね。

「じゃキルアはどこなのさ!?」

「オレか?んー…まぁ…………ここだろうな」

何?今の間は?

《平常モードで、ならだけど。うーん
 オレってばけんきょ》

「…平常以外にどんなモードあんだよ…」

「おい!読むなよ!」

「あ、わりィ」


「ふーん」

「…なんだよ」

「キルアってやっぱりすごいなー」

「な、真顔で言うなよ!恥ずいだろ」

「オレもー。だって相手の強さとかぼんやり
 としかわかんねーもん」

「バーカ、いいんだよ。こんなのオレも
 てきとーなんだから」

「能ある鷹は何とやらってヤツ?」

「そ。まあ何にせよヒソカは相当強い!」

「「うん!」」


そりゃね、誰もが認めるよ。うん。

…変人さもピカ一だけど。

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