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銀の風

第18章 暗殺一家


クラピカの結論を聞くなり、レオリオが外に
飛び出ていった。


「ちょ、どこ行くの!?」

「試すんだよ。本当に鍵がかかってないのかな」


で、扉に手をついて押し始めた。…が



「ん"ぎぎ………ぎがが………」

「お父ーさーん、ファイトーいっぱーつ!」

「誰がお父さんだコラァァア!!くっそ…
 押しても引いても左右にも開かねーじゃ
 ねーかよ!!」


開かない。ミリ単位でも開かない。



「単純に力が足りないんですよ」

「アホかーー!!全力でやってるんだよ」


開かない理由が力不足って…。なんつー
玄関扉なんだ…。

そのとき、おじさんが試しに開けてくれる
らしく、門に近づいていった。



「この門の正式名称は"試しの門"。この門さえ
 開けられないような輩は、


 ゾルディック家に入る資格なしってことです」



え、何あの筋肉!?あなたのご先祖はキ〇肉マン
ですか?

そしておじさんは門に手をつき、掛け声いれて
力をこめると…

 ギィイゴオオォンッ



「おおおっ、開いた!!」

おじさんが手を離すと、扉は勝手に閉まった。


「ふぅー、ご覧の通り、扉は自動的に閉まる
 から、開いたらすぐ中に入ることだね」


な、なるほど…。めちゃくちゃ大変じゃん。



「んー、気に入らないなー」

「え?何が?」


1人納得いってない顔のゴンはてくてく
おじさんのとこに。


「おじさん、鍵貸して。オレは侵入者で
 いいよ」




……え?
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