第18章 暗殺一家
3日後、パドキア共和国に観光ということで
入国したオレ達は山の麓の町で聞き込みを
してた。
「ゾルディック家の観光かい?それなら
山景巡りの定期バスが日に1本、ガイド付きで
出てるよ」
「マジ!?ありがとう、おばちゃん!!」
「はいよ~」
んで、ただ今バスに揺られてククルー
マウンテンに向かってまっす。
「ここ景色キレイだね!」
「町のわりには静かなとこでいいな~」
「おいおいお前ら。まだ何の計画も立てれて
ないんだぜ?」
「計画って…んな大袈裟な(笑)」
「そうだよ。オレ達友達に会いに行くだけ
だもん!ねーフーガ!」
「ねー!」
まったく~、クラピカもレオリオも暗く
なりすぎなんだって!
オレとゴンのとこは相変わらず明るいけどな!
5分位走っていくと、山頂が雲に覆われた
巨大な山が表れた。
あれがククルーマウンテンかぁ…
『あちらに見えますのは、悪名高い
ゾルディック家の棲むククルーマウンテン
です。樹海に囲まれたこの山のどこかに
彼らの屋敷があると言われてますが、誰も
見た者はいません』
んーと、イルミは頂上だって言ってたんだけど
なぁ…
『ではもう少し近づいてみましょう』
バスは細い山道をくねくね曲がりながら
ちょっとずつ山へと進んで行った。