第17章 終了と新たな一歩
「え?」
「なんだフーガも知らなかったのか?
ゴンはそうだろうと思ってたが」
「ひどいよレオリオ!…知らなかったけど」
いやいや、ハンターの仕事も知らないような
田舎者ですよ。はい。
とりあえず説明によると、ホームコードは
所謂留守電のこと。
ハンターって年がら年中家にいる訳じゃないし。
てか、いたらただのニー〇じゃん。
で、めくるのは電脳ページなるもので
調べものをする事の俗称らしい。
…家に電話ねぇよオレ。
暫くして、クラピカのハンターライセンスを
使って電脳ページを使うことに。
ピコン
[ククルーマウンテン]
パドキア共和国、デントラ地区にある
標高3722メートルの山
「パドキア…知らねーな。どこの国だ?」
「パドキアっと…あった。ここだ」
画面に表れた世界地図に示された場所は、
今いるとこからさらに北の方だ。
「ふむ。飛行船で3日といったところだな。
出発はいつにする?」
「「「今日のうち!!」」」
「了解。チケットを予約する」
早くキルアに会いたいもんねー。
「ねぇクラピカ、ハンターのページで
ジンってとこめくってくれる?」
「ジンか…何人かいるぞ。ファミリーネームは?」
「フリークスだよ。ジン=フリークス」
「ああ、これだな」
ピーッ ピーッ
「!?」
「何これ!?」
クラピカがジンってとこをクリックした途端、
パソコンが鳴り出した。
「恐らく電脳ネットワークの極秘会員に登録
してるんだろう。
ちなみに個人がこれに加入するためには
一国の大統領クラスの権力と、莫大な金が
必要だ」
「……マジか」
「ゴン、お前の親父は予想以上にとんでもねー
人物みたいだな」
「…うん!」
大きくハテナが表示されたパソコンが
いつまでも鳴っていた。
30分後にはもうオレ達はホテルを後にしていた。