第7章 詐欺師の塒

「ねぇ、何でわかるの？」

ゴンは"不思議"の"顔"、
キルアは…なぜ"疑い"の"顔"で見る!?


「あー、さっきのオレの話に不思議な力
　ってあっただろ？あれの類いでさ、
　オレ人の本音が見えたり聞こえたりする
　んだよね」

「へぇ…」



「因みに、今ゴンは"納得"してて、
　キルアはまだ"疑問"があるみたいだけど？」

「!!」

「キルア、そうなの？」


…動揺しすぎだろ…


「くっそー…」

「まあ、四六時中見てる訳じゃねーよ
　見たくないって思えば見えなくなるし」

「ふーん…」

むむっ

「"まぁ、トンパみたいなヤツはすぐわかる
　から便利か"ねぇ…わかってるじゃないか
　キルアくん！」



キルアの心読んでやったぜ！



「んなっ!?勝手に読むんじゃねーよ!!」

「ふっふっふ　顔赤いぞ？」

「あはは　キルア面白い！」

「～っ！ゴンまで言うなよ!!///」


オレ達の周りだけ場違いに雰囲気明るいな！
ま、辛気くせーよりはまだマシだな！







笑い合っていると、
突然さっきまで喚いていた声が途切れた。