第30章 本気と狂気
《そっか、フェイントを混ぜると効果がある
んだな…それならあの手だ!》
ん?あぁ、あれか。
裏技を決めたゴンはヒソカの元に一直線に
突っ込んで行った。
殴りかかる寸前で減速して、そこから
フェイント……って早ぇ!!分身!?
と、とりあえず、若干ヒソカが反応し始めた
位で横っ飛び離脱―――
「えいっ!」
ベリッ!
『出たァーー!ゴン選手の石板返しィーー!!』
成る程、石板返しか。イイネ!←
「うりゃぁぁああ!!」
ちなみにゴンが引っ剥がして投げたのは、
ヒソカのすぐ傍の石板。
それを蹴り砕いて石礫にしたから超絶至近距離、
つまり簡単に避けれない。
ゴンは上手く大きめの破片の後ろに"絶"を
しながら隠れてる。
………これはもしかして…?
ゴッ!
『クリティカル!2ポイント、ゴン!!』
おおおお!殴り返したのか!!
おめでとー!
ざまぁヒソカーー!!←
暫くすると、ヒソカの方から歩きだした。
ゴンも近づいていって、ヒソカと向き合う形で
止まる。
…そして、ゴンが取り出したのは44の数字が
刻まれたナンバープレート。
ゴンが手渡した後は、暫く2人とも
にらめっこして、すぐ後ろに跳んでいった。
…何の間だったんだ?←
あ、プレート消しちゃったし。
何したいんだよあいつ。
「念について…どこまで習った?」
「…基礎は全部」
「そうか♣キミ強化系だろ?」
「えっ?何でわかるの!?」
いや何で答えんの!?そんなん答えなくて
いいだろ!!