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銀の風

第29章 不思議な系統


「なぁ聞いてくれよソウル。フーガの
 ヤツ、今までオレ達がいたこと知らなかった
 んだとよ」

「仕方ないだろう。主は"念"の存在を
 知らなかったのだからな」

「にしても…相っ変わらず鈍くさいねェ」

「口を慎めレオン。確かにそうかも知れない
 が、それは主に失礼だぞ」

「「いやお前が一番失礼だわ」」



…何でオレが喚んだこいつらにDisられなきゃ
ならんのだ。

つーか、どっから沸いたんだこいつらは。


「ウイングさーん。これ何ー?」

「おそらく念獣の類でしょう。ここまで意思の
 ハッキリしている念獣は私も初めてですが」

「念獣って、念で作り出された生き物ってこと?」

「ええ。簡単に言うとそう言うことです」



「でも、ちゃんと生きてるんでしょ?毛も
 ふわふわしてるし、暖かいし」

「お?話がわかるねェ、あんちゃん!オレぁこいつ
 が気に入ったぜ!」


ゴンがいつの間にかレオンの側にいて、
頭撫でてる。 …何か2人とも犬みてぇだ…。

レオンがソウルと呼んだ蒼い鎌鼬は、オレ
とキルアの間で浮いてる。




「ゴンのヤツ、よく触れるな…」

「レオンが他人に触らせることを許すなど、
 珍しい限りだ」

「何か結〇師に似たようなヤツいなかったっけ」

「主、それは話が違うのでは?」

「あ」


ま、まぁそんなヤツもいたね、ってことで。

ごっちゃごちゃの喧嘩になるよりはマシかな。


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