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銀の風

第29章 不思議な系統



……ベシ?今何かがキルアの頭叩いた?


「な、なぁキルア。今何があった?」

「わかんねぇけど…。頭はたかれた」




「なんだィ、つれないねェ、オレを喚んどいて!!」


「「「「「 !? 」」」」」



誰だっ!!って言いかけて声のしたほう見たら…




なんかちっこいのがいた。





見た目は…狐っつーか、犬と狐の中間くらい。

オレンジの毛並みに、ルビーみたいな真っ赤な
眼をしてる。

首には勾玉と蒼っぽい三角形の石が銀色の
プレートについたヤツが、ネックレスみたいに
かかってる。



見た目、はね。

一番気になんのは、そいつの両手にある鎌。



「なんだよお前?」

「オレぁ、鎌鼬のレオンってぇんだ。まぁ、
 今までも出てきてんだけどねェ」

「あ、もしかしてフーガが今まで出してきた
 風って…君のこと?」

「そうそう!あれがオレ達だよ!」


「…ん?オレ達?他にもいるのか?」

「は?なんだィなんだィ!?フーガ、お前今まで
 何も知らなかったのかィ!?とにかく、いつも
 みたいに喚んでみな!」


こ、こいつ…ちょくちょく腹立つな。(怒)

一応言われた通りに喚んでみた。


   ヒュウッ


「あ!また来た!」

「え?」


レオンはオレンジの毛並みだったけど、
今現れたヤツは反対に薄蒼い毛並みだ。

サファイアみたいに真っ青な眼で、
首には勾玉とレオンとは反対の紅い石が
逆三角形でプレートについてる。


「喚んだか?」

「へぇ~、こっちは蒼いんだね」

「なんかぬいぐるみみたいっすね」


…い、いやいや。部屋に未確認生物が2体
いるんですけど?

軽ーく侵入許しちゃってますけど?



……マジ何こいつら!?



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