第28章 修行開始
「キルア君、ゴン君、フーガ君。今日から
3人がズシと共に修行することになります」
「「「押忍!!」」」
今日で約束の2カ月が過ぎて、今は
ウイングさんの宿に来てる。
いや~やっと修行に入れるのか!
長かったなぁ~。
「ゴン君、久々に"纒"をやってみて
くれませんか」
《本当に久々だ…。うまく出来るかな》
《やべ、オレやれるかな~》
"纒"って…本当に久々すぎてオレ忘れてる
自信あるわ。
一応毎日"点"はやってたけど。
とりまゴンの方見てみる。
ピタ…
「おおー、すっげ」
ゴンのオーラは、ウイングさんに精孔開けて
もらったときとは比べ物にならないくらい
静かに流れる。
「ズシ、どう思う?」
「す、すごいっス!全身のオーラが淀みなく
流れてるっす。静かでなだらかで…
それでいて力強いっす!」
ズシ、アナウンサー向いてんじゃね?
ちなみにウイングさん曰く、"纒"とかは
一度覚えたら忘れることはまずないらしい。
…場合によっちゃあるんだな。
「ゴン君、左手を見てください」
「え…あ!切れてる!」
「へー、切れて…え!?」
「お前、それ風呂でゴシゴシ洗っても取れ
なかっただろ」
「てか、いつ切れたんだよ」
「君が約束を破って"念"を使ったら切れるよう
に結んであったんです。私の"念"でね」
へぇ~そんなことも出来んだ。
何か紐に変な文字みたいなのがいっぱい
書いてあるけど。
「ねぇウイングさん。ヒソカの能力って
何なの?」
「引っ付き魔?」
「ちげーよ。腕飛ばしたり元通りにしたりする
ヤツだよ。あんなことオレ達にもできんの?」
「うーん、難しい質問だね。1つずつ答えて
いこうか」
…ん?じゃあマチさんの言ってたあのシール
みたいなヤツとは別の能力って…これ?
「ゴン君はヒソカとカストロの試合をビデオ
て見たかい?」
「ううん。まずはウイングさんの許可を
とってからって思って」
「じゃ、見ながら説明しようか」
……え" また見んの?(;・ω・)