第27章 自己中と気違い
「かーえーりーたーいーよー」
「別にそんな長いわけじゃないんだし
いいじゃないか♦」
「何がいいんだよ。てか、長くないって
どんくらい?」
「さぁ?2時間ぐらいじゃないかな?」
「いっぺん死んでこい」
2時間が長くないって時間の感覚大丈夫?
あと、首根っこ引っ張んなって。
首絞まって苦しい。
…てか扱い雑じゃね?
で、着いたのはある部屋。
…そりゃまぁ闘技場ん中から出てないから
部屋なのは当たり前なんだけど。
「まぁ入りなよ♣」
「…お、おじゃましまーす」
一応入ってみたけど、部屋の間取りとかは
変わんないから大して違和感はない。
ない、んだけど…イスに座ってるのは
どなたデスカ?(;・ω・)
赤みがかった髪をポニテにした、何だか
和風な人。
めっちゃこっち見てるけど…ま、まさか!?
「ヒソカの彼女!!!?」
「は?何言ってんだい」
「ごめんなさい」
すっごい真顔で返された。
「まさかあんたにこんな趣味があったなんてね」
「ひどいなぁ♥キミが見てみたいって言った
から連れてきたのに♠」
「連れてきたじゃねぇよ、この人さら…いだだ!!
手首もげるって!何だよ事実じゃんか!!」
「…あんたも大変だね。こいつに目つけられる
なんて」
「出来ることなら1発殴り飛ばしたいけど
そんなことしたら殺されそうな気しかしない
からやれないでいる自分が悲しいです(一息」
「…ヒソカ、その子から離れな。あんた、名前は?」
「フーガ。フーガ=リオグール」
「フーガね。てゆうか、あんた自分の
名前教えるのに躊躇ないね」
「だってあなたから嫌な感じはしませんから」
何かこの人色々共感してくれるし。
そりゃヒソカみたいなヤツには怪しすぎて
言えねーけど。
「あたしはマチ。で、その髪にどんな力が
あるんだい?」
「え…」
ちょっ、ストレート過ぎね?
てか、何で知って…あ、ヒソカか!!
あンのやろっ!!