第27章 自己中と気違い
ヒソカって視認した瞬間に
キルアの後ろに隠れたからよく見えんかった。
…あ、本当にくっついてる。
「何でお前がここにいんだよ」
「ちょっとフーガに用があってね♥キミ達の
師匠に伝えといてくれるかい?」
「やだ。帰らせろ」
「♠」
絶対まともな用じゃねぇよ、それ。
もう嫌な感じしかしねーもん。
…毎回だけど。
てか、キルアの視線が痛い。
グイッ
「うおっ!?」
ちょっ、また引っ張られ…!
「キルアァァァ!!ヘルプゥゥゥ!!」
「は!?」
何だかんだでキルアが右手を掴んでくれた。
ありがたい!!
…けど…だんだん痛くなってきた……!
今、左手がヒソカに引っ張られてて
右手がキルアに引っ張られてる状態。
「い、いだだだだだっ!!体裂ける!
ってか肩外れる!!
何これ!新手の拷問!?」
「…!ヒソカっ…離せよ!」
「♥」
ミキッ…
「!!」
ミキッっていったァァァァ!!
うわすっげーヤな音!
その音が聞こえたのか、咄嗟にキルアが
手を離した。
…まぁ、こーなるよな。
当然引っ張ってるヒソカの方に
吹っ飛んでくよな。
わーすっぽり(棒読み
「あ"あ"あ"あ"あ"キルアたすけてェェェェ!
てか、ヒソカ離せ!!」
「それじゃ♦」
「無視すんな!!」
そのあともすごい叫んだけど、キルア君は
全然動いてくれませんでした。
すごく悲しくなりました。
……あれ?作文?