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銀の風

第27章 自己中と気違い


 コンコンコン

「…ん?」


誰だ?こんな朝っぱらに…。今は、7時15分か。

うーん…あと15分寝よ。



 コンコンコンッ

 ドンドンドンドンッ

 ガチャッ ガチャッ!


「うっせーな!!どこのセールスマンだ!!」


なんだよ!最近の社会人はこんなんなのか!!

世も末だな!(どこのオヤジだ)


とりあえずベッドから飛び起きて、大股でドア
まで歩いていった。



「なんだよ…って、キルア?」

「おせーんだよ、お前!で、今からゴンのとこ
 行くけど、一緒に行かねーか?」

「え?行く…けどちょっと待って」


さすがにこれじゃ外歩けねーわ。下長ズボンに
上タンクトップだし。

そのあとノースリーブのパーカーに着替えて
顔洗ってからキルアに着いていった。












……で、ゴンの部屋に来たんだけど…

「あ、キルア、フーガ。今そっち行こうかな
 って思ってたとこなんだ」


…え?逆立ち、してんの?てか、右腕骨折して
たんじゃ…。

「ゴン、おま…ケガはもういいのか?」

「そっちまだ骨折してんじゃ…」

「うん。でももうバッチリ!完全に治った
 みたいだよ!」


今まで動けなかった分を動くみたいに
跳んだり、はねたり、駆け足したり…

…マジで治ったのか!?

《こ、こいつ…全治4ヶ月のケガをたった1か月
 で完治させやがった!!》


「ったく、どーゆー体してんだよ。お前変!」

「キルアに言われたくないね」

「軽々しく16トンの扉開けるヤツが何を言うか」


何だかんだ言ってもゴンの治癒力はスゲェ。

オレも欲しいわ、そんな治癒力。


「…ん?で、何か用があったんじゃないの?」

「おう、これこれ」

あ、そういや一緒に行かないかって言われただけ
で何の用か聞いてなかったな。

なんだろ?チケット?

「これなんだ?」

「チケット?」

……何で2枚しかないんだいキルア。


「ただのじゃないぜ。ヒソカが戦うヤツだ」

「!」


あー、だから2枚なのか。オレパスしよっと。


ちなみにあのチケット、キルアは200階闘士だから
ってことで優先的に買えたんだってさ。

お金はちゃんと取られたらしいけど。


ざまぁ!!←


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