第26章 息抜きってこんなに危なかったっけ?
迷った……人生という名の迷宮の中に……!
いやただ単に道に迷った。
コンビニ行くつって、キルアにパシられて
天空闘技場から出た。
出たまではいいんだよ。いいんだけどさ、
そこから一本通りに入ったらもうパッパラパー
だよ。
「あ"ーーもう疲れるなぁ~街って」
「そうかい?」
「だって人多いしさ、あんま空気キレイじゃ
ねぇしさ、星見えないしさ…
なんかこう、精神的にくるもんがあるんだよ」
「ボクはそうでもないけどねぇ?」
「そりゃ、まぁ人それぞれ感じ方っつーのが
………………ん?」
おかしいな。何か返答者がいるぞ?
鳥肌も止まんないぞ?
あれ?これってデジャブ?
とりあえず横見てみよう。
「やぁ♦」
ドギュンッ!!(←走る音)
は?何でいんの!?何でいんの!?
オレ知らねぇよ!
…知らない知らない、オレはなんも知らない♪
じゃなくて!!
マジ何でいんの!?(3回目)
グイッ
「おぶっ!!」
く、首が…絞まるって!フード引っ張んなコラァァ!
「ひどいなぁ♠逃げることないじゃないか♥」
「おえっ…ちょ、フード引っ張んなって。あと
その手離せ」
なーんで左手首掴まれてんのかわかんない
んだけど。
てか、さっきまでもうちょっと向こうに
いなかった?で、一瞬でここ?…うわぁ~…
「クックック♦ちょうど今暇なんだよね♣
付き合ってよ♥」
「いやいやいや、こんな真っ昼間から男2人とか
ヤバイだろ。だから帰らして」
「キミ、自分が今どこにいるのかわかってる
のかい?」
「……………」
「決まりだね♥」
……不覚。くっそォォォォォオオオ!!