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銀の風

第25章 やられても懲りないのがゴン


「じゃお前はここで1勝しなきゃな。
 ……でもすぐは参加しないだろ?」

「ううん、やる!やってみないと今までの
 相手とどれだけ違うのかわからないしね」

「言ってることは正しいけど、やろうとしてる
 ことが恐いよゴン」




で、ゴンが書き終わんのを待ってるんだけど…
チョー怪しい奴らにめっちゃ見られてんだけど。


「……何か用?」

「いいや。オレ達も申し込みをしたいから
 並んでるだけさ」

「…ウソつけ(小声)」

「?なんだい?」

「別に」


"企み"の"顔"見えてんだって。どーせ勝ち点
稼ぎだろ。

てか、コイツ目見えてんのかな?


「ゴン、こいつお前と同じ日に戦いたい
 らしいぜ」

「やっぱりね」

「うん。オレ、いつでもOKです!」

「だってさ」

「元気がいいボウヤだな」


そのあと残りの車イスと義足のヤツも書いて
オレ達はそれぞれの部屋を割り当てられた。

…なんかあの能面ヤロー腹立つ。







「あいつらが洗礼を受けた連中なんだろうな。
 何も知らずにここに来てたら、オレ達も
 ああなってたってことか」

「ああなんなくてよかったわ、うん」


とりあえず、ゴンの部屋にしゅーごー。

…特に意味はないけど。


「うわー!広いね!」

「うおっ、ふっかふかだ!!」

「おおー本当だ!」

「お前らなぁ…」

やばっ、何このふかふか!めっちゃ気持ちいい!

てか、そんな冷めた目で見んなキルア。


「ん?おいゴン!」

「何ー?」


キルアが指差すのはテレビ。

画面には"3月11日、午後3:00スタート"と
出てた。


「はやっ!」

「あれ?今日10日だよな?」

「ああ。11日っつったら明日だぜ」

ゴンは…わくわくしてんのかオーラ出してる。


「たぶん…明日は勝てない。でもいいんだ。
 早く実感してみたいんだ。この力でどんな
 ことが出来るのか」



…うん。オレもキルアも多分同じこと思ったと
思う。


ゴンは止められないな、って。



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