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銀の風

第24章 "燃"じゃなくて"念"


「これが念です。誰もが内に秘めている力。
 眠れるこの力を目覚めさせる方法は2つ。

 ゆっくり起こすか、ムリヤリ起こすか」



ずいぶん単純なんだな。あ、でもゆっくり起こす
ってのはわかるけど…


「ムリヤリってどーゆうこと?」

「言葉の通りです。ちなみにズシはゆっくり
 起こしました。約半年です」

「それじゃだめだ!今夜0時までに"纏"を
 覚えて、ヒソカの念の壁を突破したいんだ!」

「ならばムリヤリ起こすかない」




…ですよねー。

お手柔らかにって言いたいけど…大丈夫かなぁ。


「これから君達に私のオーラを送ります。
 "発"と呼ばれるさっきみたいなヤツです」





ああ、さっきのヤツ…って、ちょっと待て。



まさかあの壁にヒビいれたヤツ!?
それはやめて!!

地味にゴンとキルアも警戒してるし!


「もちろん君達の体を壊すのが目的ではない
 から手加減はするが、荒っぽい方法である
 ことには変わりません」

「要はビックリさせて起こすんだろ?」

「そうです」




普段オレ達の体にある精孔っつー穴は閉じ
きった状態で、それをこじ開けるのが今から
ウイングさんがやろうとしてること。

だからムリヤリなんだ。

うん、理解。



「上着を脱いでこちらへどうぞ。そして背を
 向けてください」

「え…」

「あ、フーガどうする?」


そういやオレここ来てからフードとってねー
んだった。

い、いやいや、そんなんじゃなくて。
…どーしよっかな。


「ゴンとキルア先にやってていいよ。オレ
 あとでいいからさ」

「わかった」


ちょっとだけ離れたとこに移動して、
ゴンとキルアの様子を見ることにした。
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