第23章 200階の壁
「「ヒソカ!?」」
「うっわ」
今っつーか、もう2度と会いたくないヤツ
出てきたよ。部屋帰りてェェエ!!
「何でお前がここに!?」
「別に不思議じゃないだろ?ボクは戦闘が
好きで、ここは格闘の中心地だ♦
君たちこそ何でこんなとこに?」
…ゼッテー答えねーかんな。誰がお前に言うか!!
「…なんてね♥偶然なんかじゃなくて君達を
待ってた♠電脳ネットで飛行機のチケットを
手配しただろう?あれはちょっとした操作で
誰が何処へいつ行くのかが簡単に検索できる
んだ♣」
「ちょっとした操作っつーか、ハッキングだろ」
「クックッ♦後は先まわりして空港で待ち、
後を尾けた♥まぁ、ここに来るのは予想
できたけどね♠」
「立派なストーカーじゃねぇかァァアア!!」
マジ何なんだよコイツ!もう鳥肌しか
立たねぇわ!
「そこでここの先輩として君達に一つ、言って
おこう♠君達がこのフロアに足を踏み入れる
のは…
まだ早い♥」
ビュオッ
「っ!」
ただヒソカはオレ達に向かって手を開いた
だけなのに、そこにいられないくらいの
プレッシャーがかかった。
お、重ォォオ!!
「どのくらい早いかは君達次第♦出直したまえ♣
とにかく今はまだ早い♥」
「っざけんな!せっかくここまで来たのに…」
キルアの言葉の途中で、またヒソカが手を
出した。
…もう何かいろいろ嫌な予感しかしない。
「……!!」
「通さないよ♠てか、通れないだろ?」
ズゥンッ
で、さっきよりも強いプレッシャー。
もー気持ちわりィ!!
《これは一体…》
《なんなんだ!?》
わかったら苦労しねーけどな!
「無理はやめなさい」
「「「?」」」