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銀の風

第23章 200階の壁


ただ今エレベーターの中。

ん?190階?そんなん一発クリアしましたが
何か?

そう、次はいよいよ200階!!

キルアも行ったことないっつってるから何か
ワクワクだ🎵


 チーン…


エレベーターから降りたら、通路にはポツポツ
人がいたけど、とりあえず登録しに受け付けに
向かった。




「…?」

あれ?何か…エレベーターのとこより空気
重くねぇか?

「「…」」

隣見たらゴンとキルアも立ち止まってる。

…圧迫感に変わってる気が…。


《何だろう!?ただの真っすぐな通路なのに
 魔物が棲む密林に迷いこんだみたいだ!!》

「…行くぜ。行ってやる!」


え、行くの?…確かに行かなきゃ登録できない
けどさ。



 ズゥウン…


「うわ…」

ヤバイ。これ以上進みたくないって身体の
芯が悲鳴あげてる。


「これは殺気だよ!完全にオレ達に
 向けられてる!!」

「うん。それ何となくわかる」

…うぇ、苦しくなってきた。


「フーガ、大丈夫?」

「あ、ああ、一応」

「っおい!一体誰だ!?そこにいる奴出て
 こいよ!!」


正直さっさと部屋行ってまたあのベッドとか
いうヤツにダイブしたい。(一息)





 ヒョイ




キルアの呼び掛けで現れたのは、審判と同じ
服装の女の人。

…うそん。



「ゴン様、キルア様、フーガ様ですね。
 あちらに受け付けがございますので今日中に
 200階クラス参戦の登録を行ってください」



…どー見てもフツーの人、だよな?

少なくともさっきのあれはこの人からって
感じじゃなかったぞ。



「こいつの殺気…かな?」

「わかんねー」

「この人だったら萎える」


ちょっとそれは萎える。色んな意味で。





この人の説明で、この階に待機してる選手は
173人。

ここからは武器の使用ができるけど、
ファイトマネーはなくなる。

つまり、ただ名誉だけの戦いに……




「……ん?」

「どうしたのフーガ?」


あっれ~気のせいかな?今すっごい寒気が
したような…



「おい」

「?」


キルアが指差してたのは、さっき女の人が
出てきた壁。

…まさかそこにもう1人いるとか!?



  スッ…


「お、お前は…!!」
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