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銀の風

第23章 200階の壁


「順序よくいきましょう。まずは"点"」


…で、動かないウイングさん。
え?どーすんの?

「"舌"これは頭で想っても口にしても結構です。
 "君を殺す"」


  ドン!!



「……!!」

この感じ…あん時のイリーナと似てる!
…あれ?キルアどこいった?


「今のが"練"です。"練は"ややもすると頑固に
 変わってしまう。"燃"を学びたければ、今は
 "点"を極めることにのみ励みなさい」


"点"を極めれば相手に圧されることも
なくなる、か。

あ、キルア降りてきた。カメレオンかお前は。



「「ありがとうございます!!」」


はぐらかされた気がしなくもないけど
とりあえずズシとウイングさんの宿を出た。








「ウソ!?」

「ああ。話はもっともらしいしウイングの力も
 本物だと思うけど…それじゃズシの打たれ
 強さは説明できない」


どうやらキルアは50階でズシと戦ったとき、
つい本気出しちゃったらしい。

普通なら死んでもおかしくない一撃だったのに
ズシは立ち上がったっつーからオドロキ。


…てか、ついで本気出したのか。



「あれは意志の強さでどうこうなるレベルを
 越えてるよ。絶対他に秘密がある!」

「実は防弾チョッキ着てた、とか」

「いや違うだろ」


やっぱし?んー…わかんね。


「とにかく、本当のこと知るためにも
 さっさと上の階目指そうぜ」

「「おおー!」」



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