第22章 力試し
「ゴン様、キルア様、フーガ様、ズシ様
ですね。チケットをお願いします」
ここ何すんだ?キルアに視線送ったら
まあ待てよって言われた。…読まれた!?
「はい!こちらが先程のファイトマネーです」
ああ、ここでお金もらえるんだ。
いくら入ってんだろ。
チャリーン…
「152ジェニー…」
何この2ジェニー。めっちゃ気になるんだけど。
「1階は勝っても負けてもジュース1本分の
ギャラ。ここなら5万はもらえるかな」
「へぇー、5万か」
「けっこうもらえるっすね」
キルアは早速ジュース買って飲んでる。
いいな~、オレも喉乾いたから買おっと。
「100階なら100万くらいかな」
ぶっ!!
「ちょ!きったねーなフーガ!!」
「けほっ…わ、ワリィ…」
ま、まあ水なだけ勘弁してくれ。
てか、100万!?え、勝つだけで?
「150階を越えるとギャラも1000万を楽に
越す」
「いっ…」
…水飲むのストーップ。
「キルア前に200階まで行ったんだろ?
そのお金は!?」
「200階すか!?」
100階で1000万越すんだから200階なんて…!
まさかキルア相当な金持ち――
「4年前だぜ?残ってるわけねーじゃん。
全部お菓子代に消えたっつーの」
「…は?全部って…え、全部??」
「そうだけどしつけーぞフーガ」
だって…ねぇ!きっととんでもないギャラ
もらってるハズなのに、それをお菓子代だぜ!?
「200階だと、一体勝ったらいくらに
なるの?」
「んーとね、正確に言うとオレ200階に行った
時点でやめちゃったからわかんないけど
190階クラスで勝ったときは2億ぐらいだった
かな」
「に、2億……」
《200000000が4年で菓子代に…》
《一体どんな菓子っすか…》
…キルアに支出関係任せたら大変なことに
なる気がする。うん。