• テキストサイズ

銀の風

第21章 天空闘技場


「何だ何だぁ?またガキじゃあねぇか!?」


相手は…うわ、ゴンのヤツよりデカい。
オレの2倍?

「ひゃははっ!貧弱過ぎるぜお前!そのフード
 ひんむいて投げ飛ばしてやるよ!!」

…何コイツ。うぜぇ。あ、でもフードは勘弁。


「開始から3分以内に自らの力を発揮する
 ように。それでは、始め!!」

「ひゃっはー!!」


こいつも開始と同時に突進してきた。てか
ひゃっはーって…ふ〇っしーかお前は。





ん?何か、殴るっつーより捕まえようとして
ねーかあれ!?

うっわ、マジでキモい!!


「よっ」

でも脇とかがら空きなんだよね。

さっさと掴みかかってくる男を避けて、オレは
素早く背後に回る。


「おそいよ、オッサン(ニコッ)」

「な!?」


背中に思いっきり回し蹴り決めたら、ゴンと
おんなじように客席までふっとんでいった。

おおぅ…。試しの門でだいぶ脚力あがったぞ。


 な、何なんだ今のガキ共は…

 とんでもねー腕力と脚力だぜ…!













「おかえりーフーガ」

「おー、たっだいまー」


『2054番、2039番の方、Aのリングへ』


「お、キルアじゃん」

「ん。さっさと終わらせて来るぜ」

「いってらっしゃーい」



いやー、まさかあんなにふっ飛ぶとは。

逆に清々しかったね!!

おかげで50階からスタートしていいって
言われた。


「そういやゴンは何k「ただいまー」早ぇぇ!!」

早ぇよ!確かにさっさととは言ってたけど!
1分経ってなくね!?


「おつかれキルア!」

「おお。お前らも50階行きか?」

「うん。オレもフーガも50階って言われた
 よ」


お、みんな50階スタートか。切りよくて
ラッキー☆

「そーいやオレいつからこんな脚力ついたん
 だろ。客席まで軽くふっ飛んだけど」

「試しの門を普通のヤツらが開けようとする
 と、そんくらい力がついてんだよ」


なるほど。一般人を怪力モンスターに変える
扉ね。


 こっちにももう1人すげーガキがいるぞ!



「ん?」

「もう1人?」


歓声の中心のリングを見ると、オレ達より
一回り年下の男の子が、大の大人に勝利をあげた
とこだった。

/ 155ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp