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銀の風

第21章 天空闘技場


「うわぁ…もしかしてこれ全部参加者?」

「すごい行列だねー」


空港からキルアに着いていって天空闘技場に
到着したけど…また人だらけ。

「ハンター試験と違って、小難しい条件は
 一切なし!相手をぶっ倒せばいいだけ
 だからな」

「あ、そーなんだ」

何だ、ストレス発散にもってこいじゃん。

そんなに最近イラついたわけじゃないけど。


「上に行けば行くほどファイトマネーも高く
 なる。野蛮人の聖地なのさ」


…確かに戦闘狂のヤツらが来そうなとこだけど
野蛮人の仲間入りはしたくないな。














「天空闘技場へようこそ。こちらに必要事項
 をお書き下さい」

30分ぐらい並んで受付に到着。わりと
早かったな。


「格闘技経験10年って書いとけ。早めに上の階
 行きたいからな(小声)」

「オレ達は2歳から野蛮人か(小声)」

「うっせ」

「いだ!」

殴ることねーだろ!?して、そんなスタスタ
行くなよ。

「それでは中へどうぞ」









 ワァー  ワァー


「うわぁ~~~」

い、一歩入ったら熱気と割れんばかりの歓声
の嵐が…ムサい!!

会場の中心にはボクシングのリングぐらいの
ステージがあって、それぞれで試合やってる。


「なつかしいな~。ちっとも変わってねーや」

「え!?キルア来たことあるの?」

「ああ。6歳ぐらいだったかな。200階まで
 行ってこいって親父に放り出された」

「ドメスティックバイオレンスから逃げたか」

「ちげーよ!てか何でそうなるんだよ!!
 まあ、そんときは2年かかった」


いやいや十分だと思いマース。

あー確かにヒソカ倒すんならそんくらい
必要かもね。



『1973番、2055番、Eのリングへ』


「あ、ゴンじゃね?」

「オレ!?う~緊張してきた~」

「ゴン、お前試しの門クリアしたんだろ?
 ならもうさ、思いっきり……―」

 ひそひそ


「え?本当に?」

キルアからアドバイスを貰ったゴンはそのまま
リングに向かった。

何だろね。ゴンの満面の笑みが恐い。




「なぁ、ゴンに何言ったんだ?」

「まぁみてなって」



…ヤバイめっちゃ気になる。
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