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うちの◯◯がお世話になってます

第5章 清水 潔子の姉2(ハイキュー!!)




今から1週間前。
及川とその彼女は烏野商店街へやって来た。


「楽しみだなぁDolceの新作ケーキ!」

「そんなにおいしいんだそこのケーキ」

「おいしいよ!!
それに店員さんがカッコいいんだぁ。
あ、もちろん及川くんの方がカッコいいよ!」

「ありがとう」


及川と彼女は他愛もない話をしながらお店を目指し歩く。


「ここがDolceだよ!」

「へぇーお洒落なお店だね」


2人はお店に入り、カフェスペースへ行った。


「新作ケーキとカフェオレにしようかな……。
及川くんはどうする?」

「んー?
俺はコーヒーと……」


メニュー表を見ながら何にするか及川が迷っていた時だった。


「お姉さんかわいいねー!」

「お客さまっ!
困りますっ!!」


声がしたほうを見ると女性店員が男性客に腕を捕まれていた。


「いーじゃーん。
ねぇねぇ仕事、何時まで?
終わったら俺と遊びに行こうよー」


「申し訳ございませんお客さま。
当店はお菓子を楽しむお店でございます。
ナンパはよそでやっていただけますか?」


1人の店員がその男性客の手を払いのけた。


「あぁ?
なんだよ兄ちゃん邪魔するのか?」

「邪魔するもなにも彼女、嫌がってるじゃありませんか」


男性客がその店員を睨み付ける。


「わかりました。
そんなに出会いに餓えているのでしたらあなたにピッタリの方を紹介しましょう」

「はぁ?」

「店長ー!!
店長好みのお客さまがいますよー」


店員の呼び掛けに呼ばれて奥からやって来たのはイケメンの男性………恐らく店長だ。


「この方、出会いに餓えているみたいでうちの女性店員をナンパしてました」


店員の言葉に店長らしき男は男性客を睨み付けた。


「あ、すっすみま……」


店長に睨まれ、男性客は謝ろうとした。


「いや~ん。
本当、私好みだわっ!
ねぇよかったら連絡先交換しな~い?」


店長は体をくねくねさせながら男性客に迫る。


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