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うちの◯◯がお世話になってます

第18章 世良 真純の姉(名探偵コナン)




「あー!!
降谷ちゃんズルい!!
俺だって菜々子ちゃんのこと好きだから結婚したい!!

ね?
諸伏ちゃんでもなく降谷ちゃんでもなく俺と結婚しよ?」


固まっている菜々子の手を握る萩原。
その萩原の手を叩き落とした松田はいつも掛けているサングラスを外した。


「俺はお前を愛してる。
だから俺と結婚しろ」


いつもサングラスで隠れている松田の目が菜々子をじっと見つめる。


「待て待て!
俺は離婚に同意してないからな!」


3人のプロポーズに慌てる諸伏は松田と菜々子の間に割り込んだ。


「菜々子、結婚の提案は君からだったけど俺も君のことがずっと好きだったんだ。
卑怯な俺は君に気持ちも伝えずに役得だと思って結婚したけど本気で好きなんだ」


諸伏はそう言って菜々子の左手を握り菜々子の左手の薬指にある結婚指輪を指で撫でる。


「………急にそんな事を言われると困る」


菜々子は火照った顔を右手で扇ぐ。


「お前らがいっぺんに迫ると世良も大変だからとりあえず落ち着け」


伊達が菜々子と4人に物理的に距離を取らせる。


「世良はこれからどうしたいんだ?」


伊達の質問に菜々子はうーんと考え始めた。


「離婚したらまたお見合い話がきそうだし、それに…………」


菜々子の言葉に降谷、松田、萩原、諸伏の4人が固唾を飲む。


「諸伏くんの手料理が美味しくってもう元の生活に戻れない」


菜々子の言葉に諸伏は涙を流しながら両手でガッツポーズを決めた。
ちなみに余談だが、菜々子は料理ができない。
焼くだけの簡単な料理なら出来るが、煮込みなどの料理になると見た目は完璧なのだが、中が煮えてないとか味がない為、彼女は諸伏と結婚するまでご飯は外食したりパンやお惣菜を買っていた。


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