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うちの◯◯がお世話になってます

第16章 及川 徹の姉(ハイキュー‼︎)




「えっと…………?」


牛島の言葉に菜々子は首を傾げた。


「すみません。
上手く言えませんが、俺はバレーがしたいから例えチームメイトが辞めていっても俺はバレーをします。
例え1人になっても」

(あぁ…………。
なるほど。
分かりにくいけどウシワカ君は私を励ましてくれてるんだ………)


牛島の言葉を理解した菜々子は眩しそうに目を細めて牛島を見つめた。


「…………ありがとうウシワカ君」

「いえ」

「大事なのは私が1人になってでもバンドをしたいかどうかよね」


菜々子は気合を入れようと両手で自分の両頬をパチンっと軽く叩いた。


「私、バンドを続ける!
メンバーが辞めてしまったら新しいメンバーを探す!
そしてメジャーデビューする!!」


えいえいおーと菜々子は空に拳を突き上げた。
そんな菜々子の表情には迷いなんてなかった。


「もしメジャーデビューできたらCD買ってね!」

「はい」

「じゃあまたね!
ウシワカ君!!
早く帰ってもう1人のメンバーと話ししてくる!」


菜々子は手を振って牛島に別れを告げようとしたが、牛島が菜々子の手を握った。


「俺の名前は牛島 若利です。
ウシワカじゃありません」

「えっ!?
ご、ごめん!
徹がいつもウシワカって言ってたから………!!」


牛島に慌てて謝る菜々子。


「あと貴女の名前が知りたいです。
教えてくれませんか?」

「私は菜々子。
及川 菜々子だよ」


これが日本を代表するバレーボール選手、牛島 若利とその妻でもありデビューしてバラエティから音楽番組まで引っ張りだことなるバンドplum(プラム)のキーボード担当の及川 菜々子の出会いだった。





おわり

nextあとがきという名の謝罪


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