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うちの◯◯がお世話になってます

第16章 及川 徹の姉(ハイキュー‼︎)




「邪な思いって…………。
少ししか話してないのにあるわけないでしょ」

「いーや!!
姉さんは甘いっ!!
普通見ず知らずの人とテーピング半分こしないし、お金をもらわなかったってどう考えても姉さんに気がある証拠でしょ!!!」


菜々子の言葉を徹は力いっぱいに否定した。


「とにかくっ!!
姉さんはついて来なくていいからっ!!」


徹はそう言うと菜々子を置いて出かけてしまった。


「徹の考えすぎだと思うけどなぁ。
ただの親切だと思うけど……………」


菜々子は徹の言葉に呆れたようにため息をつくと履いていた靴を脱いでリビングへと戻った。















そんな出来事があった数日後。
菜々子の中で牛島に会った事を忘れかけていた時だった。


(あーあ…………。
バンドの事どうしよう…………)


この日、菜々子は家の近くの公園のベンチに座り考えていた。


(バンドを続けるにしても残ったメンバーはキーボードの私とドラムの子だけだし……………。
2人だけで続けるにしても新しくメンバーを探さないといけない。
もうデビューなんて夢を見てないで私も普通に就職した方がいいのかな……………)


ため息をついて菜々子は空を見上げた。


(雲一つない綺麗な青空……………)


青空を見つめていたら何故か泣きたくなってきた菜々子。
涙をグッと堪えると鼻がツンと痛くなった。


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