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うちの◯◯がお世話になってます

第15章 忍田 真史の妹(ワールドトリガー)




「じゃあ、菜々子さん。
もう婚活パーティーとかに参加しなくていいよ」

「それどういうこと?
参加費とかバカにならないから嬉しいと言えば嬉しいけど………」


迅を不思議そうに見る菜々子。


「菜々子さんの未来の結婚相手は既に出会ってるよ。
ついでに言うと歳下」

「え!?
本当!!!?」


迅の言葉に嬉しそうに喜ぶ菜々子。


「既に出会ってるって誰だろ?」


菜々子は携帯のアドレス帳を開くと該当する人物がいないか探し始める。


「その結婚相手ってどの未来でも一緒なのか?」


東が迅に聞いた。


「うん。
菜々子さんの未来はその相手と結婚するか、一生独身のどっちかしか見えない」

「い、一生独身…………」


迅の一生独身の言葉に思わず固まる菜々子。


「でも結婚できない未来しかないって言われるよりマシだろ?」

「そ、そうよね!!
モノは考えようよね!!」


東の言葉にポジティブに考える菜々子。


「最後の俺からの助言は太刀川さんに何で邪魔するのかをちゃんと聞くこと」

「流石に邪魔されすぎて頭にきてるからちゃんと問い詰めるつもり!」


菜々子がそう答えたのを聞いて迅は満足そうに頷くと食堂を出て行った。


「さーて。
東のお陰でスッキリしたし、迅のサイドエフェクトで一安心したから慶でも探して問い詰めてこよう。
ありがとね!
東!」

「どういたしまして」


菜々子は残ったコーヒーを一気に飲むと席を立ち、食堂を出て行った。


「さて。
あの2人どうなることやら」


東は太刀川と菜々子の関係がいい方向に進展することを願いながら菜々子の後ろ姿を見つめた。


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