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うちの◯◯がお世話になってます

第14章 高杉 晋助の妹(銀魂)




菜々子は人気のない公園にやってくると体の向きをかえ、後ろから追ってくる神威を木刀を構えて待ち構える。


「へェ。
俺とやる気?」


神威も傘を構える。


「あなたの言う通り、私は高杉 晋助の妹。
どうせあなたも兄さんに怨みを持っててその腹いせに店をめちゃくちゃしに来たんでしょう!?
そうはさせないから!!」


菜々子は木刀で神威の頭めがけて振り下ろす。


「怨み?
俺は高杉に怨みなんてないよ」


神威はその木刀を傘で受け止める。


「じゃあ何で私を探してたのっ!?」


菜々子は木刀で3連続で攻撃をするが、ことごとく神威は傘でそれを防ぐ。


「高杉から妹がいるって聞いて興味を持ったから」


神威が傘を大きく振りかぶる。
菜々子は後ろへ下り、神威の攻撃を避ける。
すると神威はその行動を読んでいたようで、傘で横に薙ぎ払う。
菜々子は慌てて木刀で受け止めようとしたが、神威の力が強く、木刀は弾かれて飛んでいった。


「俺の好みのタイプは強くて面白い女。
まさにアンタみたいな女だよ」


神威はそう言って傘を持っていないほうの手で菜々子を抱き寄せた。


「はっ離して!」


菜々子は神威を振り解こうとするが、神威の力が強く、ビクともしなかった。


「だから俺と子作りしない?」


満面の笑みで言った神威。
菜々子は神威の顎に右手の拳でアッパーを綺麗に入れた。
その衝撃で神威は菜々子を離した。
菜々子は素早く神威と距離を取る。


「イテテテ。
酷いなァ」

「初対面の人にいきなり子作りしようって普通言う!?」


顔を真っ赤にさせて怒る菜々子。
顎を強く殴られたせいで、神威はその場に座り込む。

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