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うちの◯◯がお世話になってます

第14章 高杉 晋助の妹(銀魂)




「私の知り合いに万事屋って言って頼めば何でもしてくれる何でも屋をしてる人がいるので良かったら紹介しましょうか?」

「おお、助かる」

「いえ。
見つかるといいですね」


菜々子はそう言って微笑みながら会釈をし、調理場へ戻る。


ドガァッ!!!


菜々子の背後から神威が傘で殴りかかってきた。
幸い、それを避けた菜々子だが、床に大きな穴とヒビが入る。


「いきなり何なんですか!?」


攻撃を避けた菜々子が怒鳴る。


「団長!?
何やってんだよ!?」


阿伏兎も突然の神威の行動に驚く。


「君、高杉 晋助の妹でしょ?」


神威は菜々子が自分の攻撃を避けたことが嬉しかったのか笑っていた。


「……………」

「否定しないってことはアタリかな」

「おいおいマジかよ………」


菜々子と神威の顔を交互に見る阿伏兎。


「歳も俺とそんなに変わらないっぽいし、何より高杉に似てる」

「言われてみりゃァそうだが、人違いだったらどうするんだ」

「だって高杉の妹だよ?
これぐらい避けれるでしょ」


神威と阿伏兎の会話を黙って聞いていた菜々子は突然、調理場へ走り出した。


「逃がさないよ!」


菜々子を追う神威。
菜々子は調理場に隠していた護身用の木刀を持つと裏口から飛び出した。
神威も菜々子を追いかけて裏口から飛び出す。


「あー…………とりあえず客が来ねェように………」


阿伏兎は店のドアにかかっている営業中の札を取り、裏返しして準備中にして、鍵をかけると自分も裏口から出て行く。


「とりあえず団長止めねェとな…………」


本日、何回目になるかわからない深いため息をついた。


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