• テキストサイズ

うちの◯◯がお世話になってます

第14章 高杉 晋助の妹(銀魂)




契約書を読んで銀時は目を見開き、驚く。


「こ、こんなのいつのまに用意したんだよ!」

「2人が手伝ってくれるようになってすぐよ」

「俺は知らねェぞ!」

「失礼ね。
ちゃんと銀さんと新八くん、神楽ちゃんと私の4人で話し合って決めたじゃない。
しかもここに銀さん、自分で署名したからね」


言いがかりをつけてくる銀時に反論する菜々子。


「そうですよ。
ちゃんと銀さんが署名するところ僕たち見てたんですから」

「まぁあの時の銀ちゃん二日酔いが凄くて意識があんまりなかったアルけどな」

「そんな状態での署名なんて無効だっー!!」


神楽の言葉にキレる銀時。


「しょうがないなーほら」


菜々子は写真を取り出して見せる。
その写真には銀時が青ざめた表情でピースしながら契約書にサインをしていた。


「これは万事屋、お前の負けだな」


土方が契約書と写真を見比べて言った。


「ちょっと関係のない大串くんは黙っててもらえますぅ?」

「誰が大串くんだ!」


銀時に大串と全く違う名前で呼ばれて怒る土方。


「この写真の日付と契約書に書かれている日付も一致しているし、証拠としてはかなり強力。
それにこの契約書、ザッと見た感じ隙がない。
裁判に持ち込んでも絶対、お前が負ける」

「と、警察からのお墨付きも貰えたから銀さん。
諦めてお金払ってね」

「ち、ちくしょー!!
覚えてろよー!!!」


涙目で去っていく銀時を見て菜々子は小さくガッツポーズをする。


「じゃあ僕たちも行ってきますね!」

「菜々子ちゃん!
絶対、賄いを大盛りで作ってくれヨ!」

「まかせて神楽ちゃん!
2人とも怪我には気をつけてね」


菜々子は新八と神楽を見送る。


/ 230ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp