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うちの◯◯がお世話になってます

第14章 高杉 晋助の妹(銀魂)




「はいはい。
寛大な店主に感謝、感謝」


土方はそう言いながらカウンター席の端に座る。


「ちょっと!
何でカウンター席にっ!!」

「俺は料理を作ってるところ見ねェと安心できねェんだよ」

「はー。
今度カウンター席に隔離席を作るか…………」


菜々子はブツブツと独り言を呟きながら調理場へ戻って料理を作り始める。


「とか言って純粋に菜々子ちゃんの料理してる姿が見たいって言えばいいアル」

「土方さん、もうちょっと分かりやすいアプローチしたほうがいいんじゃないんですか?
この前、菜々子さん真剣な表情で土方さんから営業妨害受けてるって万事屋に相談来てましたよ?」


と、自分より10ほど歳の離れた2人に言われて土方もため息をついた。


「俺は別にそんなんじゃねェ」

「隠してるつもりアルか?
お前が菜々子ちゃんのこと好きなのバレバレアルよ」


神楽が冷めた目で土方を見る。


「この店に飯を食いに来てるのは、アイツの兄である高杉 晋助がここに来るんじゃねェかと見張ってるだけだ」

「だったらなんで私服で来るときもあるんです?」


新八に言われて言葉が詰まる土方。


「それは………アレだ。
隊服でいたら真選組ってすぐバレるからだ。
私服だったらコッソリ見張れるだろ?」

「いや、土方さんほど有名だったら私服でもバレると思いますが」

「新八ー。
それぐらいにしておくアル。
あんまり童貞に色々ツッコまれるとコイツのプライドがポッキリ折れてしまうアル」

「神楽ちゃん。
大きな声で人を童貞って言わないでくれる………」


神楽に大きな声で童貞と言われたのが恥ずかしかったのか新八は自分の口元に人差し指を立ててシーッと言った。


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