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うちの◯◯がお世話になってます

第14章 高杉 晋助の妹(銀魂)




「よォ。
今日はどういう要件で来たんだ?」


左目に包帯をし、女柄のような着物を着こなし、煙管を咥えた男が神威たちを出迎えた。
彼の名前は高杉 晋助。
攘夷志士の過激派といえば高杉 晋助と言われるほど恐れられており、そして武闘派集団、鬼兵隊の総督だ。
何やかんやあって神威とは一緒に修羅場を乗り越えたのち、手を組んでいる。


「んー。
ちょっと相談というか聞きたいことあってさ」


神威はニコニコ笑いながら晋助に近づく。


「聞きてェこと?」

「うん。
面白い女知らない?」

「面白え女?」


神威の質問の意図が分からず、晋助は怪訝そうにジロジロと神威を見た。


「実は、団長を抱きこもうと春雨の幹部どもが自分の娘と見合いでもどうかという話が最近多くてねェ」


阿伏兎が言葉足らずだった神威のフォローを入れる。


「俺はね、そんな親に飼い慣らされたつまらない女より、強くて面白い女と子作りしたいんだよね」

「団長、そこは子作りじゃなくて結婚って言おうか」


神威の発言を訂正させようとする阿伏兎。


「で?
なんでそれを俺に聞くんだ?
てめェとこの部下達に聞けば同族の女がわんさか出てくるんじゃねェか?」


晋助はそう言って紫煙をくゆらせる。


「俺は別に夜兎にこだわってないよ。
面白い女ならどんな種族でもいい。
あと単純にお侍さんの知り合いなら面白そうなのがいそうだなって思って」


神威の返事に晋助はフッと鼻で笑う。


「そうか。
なら、強いかどうかは分からねェが1人アテがある。
地球に俺の妹がいる。
歳はてめェと変わらねェぐらいだ」

「へぇ。
妹を俺に紹介すんの?」

「てめェが気にいるかどうか知らねェが、アレは一筋縄でいくような女じゃねェからな」


晋助は神威を挑発するように笑う。


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