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うちの◯◯がお世話になってます

第14章 高杉 晋助の妹(銀魂)




広大な宇宙に2つの戦艦が浮かんでいた。
片方の戦艦がもう片方の戦艦へゆっくりと近づき、戦艦同士を連結させるため、橋を伸ばす。
無事、戦艦同士の連結を終えると長い朱髪を三つ編みにした若い男が橋を直ぐに渡る。
彼は宇宙海賊春雨の12ある師団の中でも戦闘民族、夜兎のみで構成された第七師団の団長、神威。
いつもニコニコと笑っており一見、優男のような印象を受けるが、
それは見た目だけで、彼の本性は凶暴で冷酷、そして戦闘狂なのだ。


「団長、何をそんなに急いでるんだ?」


そんな神威に声をかけたのは団長である神威を支える第七師団、副団長の阿伏兎だった。


「高杉に聞きたいことがあるんだけど、何だか高杉に聞けばいいことありそうな気がしてならないんだよね」


阿伏兎の質問をニコニコした表情で返す神威。


「そうかい」


神威の返事に阿伏兎は軽くため息をつく。
なぜ、ため息をついたのか。
その理由を言うなら、この若き団長はトラブルに首を突っ込むのが好きなのか、自分でトラブルを作るのが好きなのかわからないぐらいのトラブルメーカーで、その後処理はいつも阿伏兎なので神威のいいことが、阿伏兎にとって悪いことにしか思えなかったのだ。


「何も起こらねェといいがな………」


阿伏兎はポツリと呟いた。


「遅いよ阿伏兎」

「今行きますよっと」


先にどんどん歩いていく神威に急かされて阿伏兎は神威のところまで、駆け足で行くのであった。


ウィーン


戦艦の自動扉のセンサーが神威と阿伏兎に反応し、自動扉が開いた。


「やぁ久しぶりだね」


神威は部屋の中にいた人物に右手を挙げて挨拶した。


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