• テキストサイズ

うちの◯◯がお世話になってます

第13章 清水 潔子の姉3(ハイキュー!!)




「一目惚れしました!
俺と結婚してくださいっ!!!」


そう言うとその男子は菜々子の目の前で跪いて菜々子の右手を両手で握った。
食堂に衝撃が走る。


「り、りりり、リエーフ!?
な、ななななな何やってんだ!!!?」


山本が吃る。


「何ってプロポーズです!」


キリッとした表情でリエーフと呼ばれた男子は答えた。


「いや、プロポーズってその人男……………」

「お姉さん、止めなくていいんですか?」


夜久が頭を抱える隣で黒尾がアリサに話しかける。


「菜々子だったら大歓迎!!
むしろ応援するわ!
頑張れ〜!
レーヴォチカ♡」


そう言ってアリサはウィンクした。


「いや!!
頑張れじゃないよ!!
私、初対面でプロポーズされてめちゃくちゃびっくりしてるんだけど!!!
っていうかアリサに似てると思ってたけどやっぱりアリサの弟か!!」


菜々子はアリサの弟、灰羽 リエーフに握られた手を振り解こうとするが、リエーフがしっかり握っていて離さない。


「えーと………アリサの弟くん」

「リエーフです」

「………リエーフくん。
君、何歳?」

「15です」


リエーフの15という答えに菜々子は頭を抱えたい衝動に駆られる。


「じゃあ4、5年後、成人して気持ちが変わってなかったらってまた改めて………」


そう言いながら菜々子は手を振り解こうとした。
が、菜々子の言葉を聞いた瞬間、リエーフは菜々子の手を強く握る。


「あなたが4年の間に、俺じゃない誰かのものになったら……?
俺はそんなの耐えられない」


リエーフはそう言うと真剣な表情で菜々子を見つめた。


/ 230ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp