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うちの◯◯がお世話になってます

第13章 清水 潔子の姉3(ハイキュー!!)




「すっ凄い…………。
あの、どうやったらそんなに早くむけますか!?」


菜々子に話しかけてきたのは20代ぐらいの女性で、ハーフなのか日本人離れした顔立ちの美人だった。
身長が菜々子より少し高く、モデル体型だった。


「うーん………慣れですかね?」


菜々子はそう答えながらも手早くじゃがいもの皮をむく。


「慣れかぁ…………」


ピーラーを握りしめて落ち込む女性。


「私も最初のころは全然慣れてなくて苦戦しました。
自分の指に包丁があたって何回か怪我しましたし………。

それに、無理に包丁で皮むかなくてもピーラーでいいと思いますよ。
大事なのはちゃんと皮がむけてるかどうかなんですから」

「そ、そうですよね!!
よし、頑張ろう!!」


菜々子の言葉に励まされて、女性はやる気を出し、にんじんの皮をピーラーでむいていく。


「あ、そうだった。
自己紹介まだでしたね!
私、灰羽アリサです!」

「私は清水 菜々子です」

「清水さんも弟さんがバレーしているんですか?」

「いえ。
妹がマネージャーしてるんです。
あと年齢同じぐらいだろうから菜々子でいいですよ」

「私もアリサでお願いします!
あと敬語もお互いやめません?」

「そうだね」


菜々子とアリサは会話が弾みながらもお互い野菜の皮を向いていった。




そして、無事にカレーとサラダは完成した。
完成したのを見計らったようなタイミングで各学校のバレー部員達が腹へったーとか言いながら食堂に入ってきた。
菜々子とアリサは保護者の女性達と各学校のマネージャー達と一緒に配膳の準備に取り掛かる。


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