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うちの◯◯がお世話になってます

第13章 清水 潔子の姉3(ハイキュー!!)




食堂に菜々子と潔子が着くと今回の合宿に参加している各学校の生徒の母親たちと一部のマネージャーたちが集まって晩ご飯を作っていた。
菜々子は冷蔵庫に持っていたクーラーボックスの中からはちみつレモンを次々に入れていく。

冷蔵庫に入れ終わり、ふと菜々子は晩ご飯の準備をしている女性陣を見た。


「晩ご飯作るの大変そうだね。
手伝おうか?」

「えっ?
でも………」

「冴子とこのまま泊りがけで遊びに行く予定あるから大丈夫」


潔子を安心させるようにニッコリ笑う菜々子。


「じゃあお願い。
これエプロンね」


潔子はエプロンを菜々子に渡す。


「あら、イケメンなお兄さん、手伝ってくれるの!?
助かるわぁー!」


近くにいた中年の女性が声をかけた。


「紛らわしいですが、こう見えて私、女なんですよー」


菜々子はそう答えながら手を洗う。


「嘘っ!?
うちの子よりイケメンなのに!?」

「信じられないわ!」


菜々子の言葉にざわつく女性陣。
菜々子はニコニコとその様子を見ていた。


「それで作るメニューは何ですか?」

「カレーとサラダよ!」

「じゃがいもやにんじん、玉ねぎが皮むくだけあってねぇ………」


大量のじゃがいも、にんじん、玉ねぎを見てため息をつく女性陣。


「じゃあ私、皮むきますね」


菜々子は包丁とじゃがいもを持つとスルスルと手際よく皮をむいていく。


「まぁ!
上手ね!」

「凄い!
私なんてピーラー使わないと無理なのに」


菜々子の手際の良さを褒める女性陣。


「仕事柄、包丁で皮をむくこと多いので」


菜々子は照れ臭そうに笑った。


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