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うちの◯◯がお世話になってます

第13章 清水 潔子の姉3(ハイキュー!!)




「俺は菜々子さんに聞きたいことがあるから後ろに乗る」

「じゃあ俺が助手席だな」


影山と日向はそう会話するとそれぞれ後部座席と助手席に乗り込む。


「よーし!
ヤロウ共!!
シートベルトはしたわね!?
それじゃあ出っ発ー!!!」


冴子は全員がシートベルトをしたのを確認すると車を発進させた。


「あの、菜々子さん。
質問があるんですけどいいスか?」


車が走り出してしばらくして、影山が隣に座っている菜々子に話しかけた。


「いいけど。
私が答えられるような質問?」

「あ、ハイ。
実は、及川さんにいろいろ聞いてきてとお願いされまして」


影山はゴソゴソと自分のカバンからスマホを取り出す。


「えっと、まず恋人はいますか?」

「いないよー」


影山はスマホに菜々子の答えをメモする。


「えーと続けていきますね。
恋人にしたいなーと思う好みのタイプは?」

「恋人にしたいなーと思うタイプかぁ…………。
好きになった人がタイプじゃダメかな?」

「いいんじゃないっスか?」

「じゃあそれで」

「了解っス」

「さっきから聞いてたら、なんかその及川って子まるで菜々子に気があるみたいね!」


影山と菜々子のやり取りを聞いていた冴子が言った。


「気があるっていうか好きって言ってました」


さらりと暴露する影山。


「マジで!?」


影山の暴露に驚く冴子。


「あっその及川って子、もしかして女の子?」

「いや。
男子高校生だよ。
その子もうちの常連さん」


冴子の質問に答えたのは菜々子だった。


「おおー。
ついに菜々子にも春が来たかぁー」


ニヤニヤしながら運転する冴子。


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