• テキストサイズ

うちの◯◯がお世話になってます

第13章 清水 潔子の姉3(ハイキュー!!)




「ヘイ赤点ボーズ共!
乗りな!」


冴子は右手を腰にあて、左手の親指で自分の後ろにある車をグッと指差した。


「たっ田中さんのお姉さんですかっ!?」


日向が聞いた。


「冴子姉さんと呼びな。
東京までなんてあっという間に届けてやるよ!」


冴子はそう言ってバチーンとウィンクをした。


「「冴子姉さん!!」」


日向と影山はビシッと姿勢を正した。


「ただし、乗車中の安全性および快適性については保証できないよー」

「あ、あなたは!!」

「菜々子さん!!」


車から降りて、日向と影山に話しかけたのは菜々子だった。
菜々子の登場に驚く日向と影山。


「ん?
菜々子、この子たちと知り合いなの?」

「部活が早く終わった帰りにたまにうちのお店でお菓子食べに来てくれるんだ。
ちなみに冴子の弟って知らなかったけど龍之介くんも食べに来るよ


「えっ!?
そうなの!?
あいつ、Dolceに行ったのにお姉様にケーキのお土産を買ってこないなんて!!」


冴子は右手で握り拳を作り、怒りを露わにする。
そんな冴子を見て菜々子は失言だったかなと言ったことを後悔する。


「あ、あの!
お2人はどういうご関係なんですか!?」


日向が話しかけてきた。


「私と菜々子は高校時代の同級生で親友よ!」


冴子の答えに日向と影山は思わずおおーと声をあげる。


「とりあえず続きは車に乗ってしようか。
急いでるんでしょ?」


菜々子の言葉に本来の目的を思い出し、4人は車へ向かう。


「私は後部座席に座るから」


菜々子はそう言うと先に後部座席に座った。


/ 230ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp