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うちの◯◯がお世話になってます

第13章 清水 潔子の姉3(ハイキュー!!)




「ちなみにどういう計画を立ててる?」

『龍の部活の後輩のテストの補習が終わるのが午前中だからその子たちを拾って東京に向かって先にその子たちの目的地まで送るんだ。
送った後、2人で遊びに行かない?
もちろん泊りがけで!!』

「龍って冴子の弟よね?
部活って何部?」

『バレー部よ!』

「…………マジか」


冴子の言葉に菜々子はそういえば冴子にソックリな田中って苗字の坊主頭の男の子がいたな………と声には出さないがそう思った。


『どうかした?』

「いや、私の妹もバレー部でマネージャーしてるんだよね」

『へぇ!
そうなんだ!!
スッゴイ偶然ね!』

「じゃあお互いの妹、弟がお世話になってるって事で何か差し入れ持っていこうか」

『いいね!
そうしよう!』


菜々子と冴子は東京のどこに行くかいろいろ相談し、最後に集合場所を決めると電話を切った。


「潔子には東京に行くの黙っておこうかな」


菜々子はそう呟くと自分の妹、潔子の驚いた時の表情を思い浮かべ、クスリと笑った。








この東京ドライブがまた新たな出会いを生み、あんな事態を引き起こすことになるとは、まだ誰も知らなかった。











あの電話から数日が経ち、東京へ行く当日。
菜々子と冴子は烏野食堂から車を借りて、烏野高校で補習が終わるのを待っていた。


キーンコーンカーンコーン


補習の終わりを告げるチャイムが鳴ってしばらくすると校舎から男子生徒が2人出てきた。
男子バレー部1年生の日向 翔陽と影山 飛雄だ。


「お、あの子たちっぽいな!」


冴子はサッと車から降りた。


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